ストーリー
創立140周年を記念して、ブライトリングの画期的な「初めての物語」を毎月お伝えしていきます。これらのストーリーは、ブライトリングが辿ってきた発展の歩みの中で、背後にあった知る人ぞ知る逸話を掘り下げ、時計史に記録される革新的な出来事を明かすもの。それぞれの物語によって、1884年以来ブランドを形作ってきた重要な瞬間について知っていただけることでしょう。 브라이틀링은 140주년을 기념하며 브랜드의 기념비적인 최초에 대한 이야기를 매월 공개합니다. 브라이틀링의 이정표 너머에 숨겨진 공개되지 않은 이 이야기들은 워치메이킹 분야를 완벽하게 바꾸어 놓은 획기적인 사건들의 기록입니다. 각각의 내러티브는 1884년 이래, 브랜드를 형성한 중요한 순간들에 대한 통찰력을 선사합니다.
コスモノート
ナビタイマー コスモノート:宇宙に行った最初のスイス製腕時計
1962年、ブライトリングはその名を歴史に刻むことになる依頼の電話を受けました。NASAの宇宙飛行士から選抜されたマーキュリー・セブンの一員であるスコット・カーペンターからウィリー・ブライトリングに、彼の前人未到の宇宙ミッションで使用するカスタムメイドのナビタイマーを作って欲しいと連絡があったのです。
カーペンターは軍のパイロットからこの航空用腕時計を紹介されており、その計算尺のファンになっていました—しかし、宇宙に持っていくにはいくつかの改造が必要でした。彼は、暗算が必要な場合に備えて計算尺は残しておきたいが、分から時間への変換用目盛りは必要ないと考えました。また、宇宙服の上からでも装着可能な伸縮式のメタルストラップと、宇宙用グローブでも操作しやすいベゼルを希望しました。なかでも最も重要な要求は、時刻表示を12時間ではなく24時間時計に変えてほしいというもの。日の出と日の入りが素早く入れ替わる軌道上では、昼と夜の区別はほとんど意味をなさないからでした。
ウィリー・ブライトリングが宇宙飛行士用の時計を製作できる時間は2か月を切っていましたが、納期までに仕上げ、歴史を作ったのです。後に「ナビタイマーコスモノート」として知られるこの腕時計は、カーペンターの腕に巻かれて地球を3周し、宇宙に行った初のスイス製腕時計となりました。
宇宙飛行士は救助予定地点から400 km(250マイル)も離れた大西洋に着水しました。カーペンターは仲間が到着するまで3時間も救命ボートで過ごしました。この時計は宇宙用に製作されたものであって航海用ではなかったため、海水によりひどいダメージを負ってしまいました。カーペンターはウィリー・ブライトリングに時計を送り、ウィリーはすぐに新しいものを手配したのです。
ブライトリングでは、このオリジナル版を今でも保管しています。文字盤はひどく損壊しているものの、その腐食がまるで惑星そのものの風景のような興味深い趣を作り出しています。