ブライトリングが、第3回サステイナビリティ・ミッション・レポートを発表、引き続き更なる改善を目指す

ブライトリングの「2023年度サステイナビリティ・ミッション・レポート」は、ラグジュアリーウォッチメーカーとして環境、社会、管理・運営業績の目標を達成するための活動に取り組んでいます。オリジン・ラベルの一環として、初のトレーサブルなウォッチコレクションを立ち上げることから、気候科学とパリ協定に沿った排出削減目標の設定、インパクト・ダイヤモンド基金発足の目的とプログラムの確立に至るまで、 ブランドのサステイナビリティロードマップ「#SQUADONAMISSION to do better」は年次報告書に詳しく記載されています。
ブライトリングのサステイナビリティ・ミッション・レポートは、2020年にダボスで開催された世界経済フォーラムで世界の大企業120社が協議して考案され、以来多くの多国籍企業で採用されている報告ガイドライン、世界経済フォーラム/国際ビジネス評議会(WEF/IBC)のステークホルダー資本主義指標に沿った業界初のレポートです。
ブライトリングは、現代の決定的な課題でありチャンスでもあるサステイナビリティに取り組む、 実践的なソリューションの一端を担うべく尽力しています。ブライトリングにとって、サステイナビリティは単なるプロジェクトではなく、社の影響力を高めるための継続的な旅です。ブライトリングは、上質の素材、より優れた製造工程と包装方法を取り入れた製品と体験を生み出すことに主眼を置いています。この第3回サステイナビリティ ミッション・レポートは、 私たちがミッションのために特定した各目標に関連する成果を、透明性をもって報告するという私たちの取り組みを継続するものです。
この報告書は、オンライン調査とフォローアップインタビューを通じて実施された、ブライトリングの年次ステークホルダー重要課題評価に基づいています。今年度の評価と報告書は、ブライトリングのサステイナビリティへの取り組みを構築するために設定された5つの柱(製品、地球、ひと、プロセス、繁栄)との整合性を保ち続けています。
ブライトリングのジョージ・カーンCEOは次のように語っています。「すべての企業と同様に、ブライトリングも即座に気候変動対策を講じる責任があります。永続的な変化は一朝一夕には起こらないことを認識しながら、私たちはあらゆるレベルで継続的に前進しています。また、調達プロセスに関わるコミュニティや家族の生活に変化をもたらすことも、私たちにとって最も重要です。私たちはこれらの問題に全力で取り組み、ステークホルダーと協力して、明確な計画に基づいて行動しています。」
レポートの主な内容は以下の通りです。
製品:オリジン・ラベル
ブライトリング初のトレーサブルウォッチ、スーパー クロノマット オリジンの成功を受けて、時計の貴重な素材が出所まで追跡可能であることを証明するために、オリジン・ラベルは作られました。ブライトリングは業界をリードする取り組みとして、「ベター・ゴールド、ベター・ダイヤモンド、ベター・トレーサビリティ」を製品全体に統合することを目指しているため、これは今年のサステイナビリティにおける一つの大きな節目でもあります。
ブライトリングが発売したナビタイマー 36と32は、ゴールドとラボグロウン ダイヤモンドの供給元を追跡できる初のフルラインで、ブロックチェーン技術を用いたNFTと、公開されているSourcemapでその道筋が明らかにされています。ブライトリングは、職人による小規模採掘鉱山とスイス市場の間に責任のあるサプライチェーンを構築した、スイス・ベター・ゴールド・アソシエーションと協働しています。一方、ブライトリングのラボグロウン ダイヤモンドは、トレーサビリティ、環境責任、企業倫理に関するSCS-007サステイナビリティ格付けダイヤモンド基準の厳格な基準を満たした生産者から調達しています。ブライトリングの素材調達の透明性を高めるため、その他の金、タングステン、スズ、タンタル(3TG)、プラチナグループメタル(PGM)、宝石の調達に焦点を当てた報告指標も設定されています。調達活動において、このレベルの透明性を開示することについては、ブライトリングは業界唯一です。
地球:気候変動に対するアクション
2020年以降、ブライトリングは温室効果ガス排出量などの環境への影響を測定し、悪影響を軽減するための確固たる対策の開発に取り組んでいます。この報告サイクルは、社がサプライチェーン全体の利害関係者と協力して、有意義な短期および長期の炭素削減計画を調整しているため、非常に重要です。
2023年3月には、温室効果ガス削減のための目標設定のベストプラクティスを定義・推進するSBTI(科学に基づく目標イニシアチブ)に目標検証要求書を提出しました。ブライトリングは、バリューチェーン全体のグローバルな関係者とともに、企業ネットゼロ基準に沿った排出量を削減する野心的なロードマップを策定しました。絶対的な排出量削減を目指す主な行動分野に集中的に取り組むことで、短期的には2032年までに、長期的には2050年までに環境への影響を緩和していく予定です。
ひと:サステイナビリティのための関係者の関与
グローバルなサステイナビリティの目標は結局、人的レベルで活性化されなければなりません。サステイナビリティの目標の中核をなすのは人であり、前回の報告サイクルでは、サステイナビリティに関連するものを含むさまざまなトピックへのスクワッドの参加という点で、大きく前進しました。私たちは、従業員の声を共有するために、継続的に働きかけています。特定のニーズに合わせた、包括的なトレーニングの機会を提供しています。昨年は、クライメートウィークを初めて開催しました。地域社会の環境保護に目に見える形で貢献するための活動を、1週間にわたって行うものです。ブライトリングはまた、フェア・ペイ・イノベーション・ラボ(FPI)から「ユニバーサル・フェア・ペイ・アナリスト」賞を受賞、世界レベルでこの賞を受賞した時計業界初の事例となりました。ブライトリングは、将来のエンゲージメントとインクルージョンを強化する重要な分野に取り組んでいきます。
反映と進歩:戦略的パートナーシップ
ブライトリングは、グローバルなサプライチェーンにおける社会と環境への影響を優先し、特に職人による小規模採掘ゴールドとラボグロウン ダイヤモンドのコミュニティへの支援で、大きな成果を上げてきました。イニシアチブは地域コミュニティのメンバーと共同で作成され、遠隔地コミュニティの教育と医療、ゴールドのバリューチェーンにおける水処理と環境保護の目標を支援しています。ラボグロウン ダイヤモンドのサプライチェーンでは、インパクト・ダイヤモンド基金が支援する活動分野の確定に進歩がありました。この基金は、女性の経済的エンパワーメント、経済発展のための社会起業家精神、ダイヤモンド採掘地域における環境再生を目的としています。ブライトリングは現時点ですでに、その仕事を遂行するための主要な提携パートナーを特定しています。その一つであるアマニ研究所は、西インドのグジャラート州で活気ある起業家コミュニティが参加する取り組みを主導し、そこでブライトリングは慎重に選ばれたサプライヤーからラボグロウン ダイヤモンドを調達しています。
海岸保全と海の清掃に特化したNGO、サーフライダーファウンデーションも、ブライトリングのサステイナビリティのパートナーです。当NGOは、法律改正を目標とした800件以上の長短期キャンペーンを実施し、海岸保護に極めて大きな成果を上げています。
ブライトリングは、「都市の再野生化」に取り組む非営利団体、SUGiともパートナーシップを結んでいます。2020年以降、ブライトリングは8か国で18,824本の植樹を行い、295 種の在来植物を復活させました。
ブライトリングはさらに、教育、医療、雇用機会へのより良いアクセスを可能にする自転車をアフリカ中の遠隔地コミュニティに提供するグローバルな慈善団体、クベカともパートナーシップを結んでいます。クベカと提携した2018年から、ブライトリングとその寄贈者たちは自転車2500台分以上の資金を寄付して、住民の生活水準に明らかな変化を与えてきました。加えて、ブライトリングは、スイスの探検家ベルトラン・ピカールが設立し、収益性の高い手段で気候変動に取り組むことを使命としているソーラー・インパルス財団とも提携しています。
当財団はすでに、経済成長を生み出しながら環境への影響を削減する1500以上の利用可能なソリューションを認定し、ブライトリングのサステイナブルな折りたたみ式ウォッチボックスのデザインは、その一つです。
ブライトリングのサステイナビリティ担当グローバルディレクターのアウレリア・フィゲロアは「コーポレートサステイナビリティは、今日私たちが共同で直面している多くのグローバルな課題の合流点にあります。ブライトリングでは、私たちの影響力の及ぶ範囲内で、体系的な変化と肯定的な影響の一部となることを目指しています。その一環として、私たちは、ステークホルダーと共有する取り組みを重視しつつ、結果について透明性をもって伝えることが不可欠だと考えています」と述べています。
ブライトリングの「2023年度サステイナビリティ・ミッション・レポート」全文はこちらからご覧いただけます。